医事文書学習¶
最終更新日: 2026-01-21 対象読者: 医師・医療スタッフ
はじめに¶
医事文書学習設定は、AIが生成する医事文書(紹介状、診断書、各種証明書など)の品質を向上させるための学習機能です。完成した医事文書から文書スタイルや入力パターンを学習させることで、次回以降の文書生成がより適切になります。
本機能には 2種類の学習方法 があります:
| 学習機能 | 対象書式 | 利用条件 |
|---|---|---|
| 自由記載学習 | AIシュライバー独自の書式 | 全ユーザー |
| モバカル文書学習 | モバカルの構造化書式(100種類以上) | モバカル連携チームのみ |
主な機能¶
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追加プロンプト設定: 文書生成時の追加指示を設定
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学習例の追加: 完成した文書をアップロードして学習(自由記載学習)
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学習例の選択: どの学習データを使用するか選択
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モバカル文書学習: モバカル連携時のみ利用可能な構造化フィールド学習
アクセス方法¶
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サイドバーの「設定」をクリック
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「医事文書学習設定」を選択

学習機能の種類と使い分け¶
自由記載学習(AIシュライバー独自の書式)¶
AIシュライバーが独自に管理する医事文書テンプレートを対象とした学習機能です。
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対象: AIシュライバー独自の書式(約14種類)
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学習方法: 完成した文書の画像またはPDFをアップロード
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学習内容: フリーテキスト欄(自由記載欄)の文章スタイル
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利用条件: 全ユーザーが利用可能(モバカル連携不要)
学習の仕組み¶
アップロードされた画像/PDFから、AIが自動的に自由記載欄(手書きや入力されたテキスト部分)を特定・抽出します。抽出された内容は「Few-shot例」として保存され、次回の文書生成時に参照されます。
モバカル文書学習(モバカルの構造化書式)¶
モバカルと連携したチームが利用できる学習機能です。
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対象: モバカルの構造化書式(100種類以上)
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学習方法: 既存の完成文書データから自動学習
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学習内容: 構造化フィールド(チェックボックス、選択肢、テキスト入力など)の入力パターン
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利用条件: モバカル連携チームのみ
学習の仕組み¶
選択した患者の既存文書データをモバカルから取得し、構造化フィールドの入力パターンをテンプレートとして保存します。次回の文書作成時、このテンプレートを参照して適切な値を自動入力します。
どちらを使うべきか¶
| 状況 | 推奨する学習機能 |
|---|---|
| モバカル未接続のチーム | 自由記載学習 |
| モバカル接続済みで、構造化フィールド(チェックボックス等)の入力パターンを学習したい | モバカル文書学習 |
| モバカル接続済みで、フリーテキスト欄の文章スタイルを学習したい | 自由記載学習 |
💡 ヒント: モバカル連携チームでは、両方の学習機能を併用できます。構造化フィールドはモバカル文書学習で、フリーテキスト欄は自由記載学習で、それぞれ学習させることが可能です。
自由記載学習(AIシュライバー独自の書式)¶
モバカル連携の有無に関わらず、全ユーザーが利用できる基本機能です。
医事文書タイプの選択¶
画面上部のドロップダウンから、設定を行う医事文書タイプを選択します。学習設定は医事文書タイプごとに個別に管理されます。

対応している文書タイプ¶
- 介護保険 主治医意見書
- 障がい 医師意見書
- 診療情報提供書
- 居宅療養管理指導書
- 訪問看護指示書
- 精神訪問看護指示書
- 特別訪問看護指示書
- 在宅療養計画書(兼同意書)
- ご紹介患者様・経過報告書
- 診断書
- 自立支援医療診断書(精神通院)
- 精神障害者手帳診断書
- 障害年金診断書
- 生活保護 医療要否意見書
追加プロンプト設定¶
文書生成時にAIに追加で指示する内容を設定できます。

設定方法¶
-
「追加プロンプト設定」セクションを確認
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「有効」トグルがオンになっていることを確認
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テキストエリアに追加指示を入力(最大3000文字)
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「保存する」をクリック
入力例¶
plain text
・簡潔に記載してください
・専門用語は日本語で統一してください
・薬剤名は一般名で記載してください
💡 ヒント: 「クリア」ボタンをクリックすると、入力内容がクリアされます(保存は別途必要です)。
学習例の追加¶
完成した医事文書をアップロードすることで、AIに文書スタイルを学習させることができます。
対応フォーマット¶
- 画像ファイル(JPEG、PNG)
- PDFファイル(最初の3ページまで処理)
ファイルサイズ制限¶
- 最大10MB
アップロード方法¶
-
「学習データの追加登録」セクションの「学習データをアップロード」ボタンをクリック
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ファイルを選択またはドラッグ&ドロップ
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AIが自動的に自由記載欄を抽出します
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アップロードが完了すると、学習例一覧に追加されます
⚠️ 注意: - 文書は鮮明に撮影/スキャンしてください - 個人情報が含まれる場合は、適切に取り扱ってください - 最大保存数: 5件(文書タイプごと)
学習例の選択¶
保存された学習例から、文書生成時に使用するものを選択できます。
選択方法¶
-
「学習例の追加」セクションで学習例一覧を確認
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使用したい学習例のチェックボックスをオン
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最大2件まで選択可能
-
「選択を保存する」をクリック
選択の表示¶
- 選択済み: 青い枠で強調表示
- 無効: グレーアウト表示(選択不可)
- 選択上限: 選択数カウンターで確認可能
💡 ヒント: 学習例を選択しない場合、直近2件の学習例が自動的に使用されます。
学習例の管理¶
各学習例には以下の操作が可能です:
詳細を表示¶
学習例をクリックすると、抽出されたフィールドの内容を確認できます。
有効/無効の切り替え¶
「無効にする」/「有効にする」をクリックすると、学習例の使用可否を切り替えられます。無効にした学習例は選択リストから除外されます。
削除¶
「削除」をクリックすると、学習例を完全に削除します。
⚠️ 注意: この操作は取り消せません。
モバカル文書学習(モバカル連携時のみ)¶
モバカルと連携している場合、「モバカル文書学習」タブが表示されます。この機能では、モバカルの構造化フィールド(チェックボックス、選択肢など)の入力パターンを学習させることができます。

タブの切り替え¶
モバカル連携チームでは、画面上部に2つのタブが表示されます:
- 自由記載学習: AIシュライバー独自の書式(フリーテキスト欄の学習)
- モバカル文書学習: モバカルの構造化書式(構造化フィールドの学習)
モバカル文書タイプの選択¶
ドロップダウンから文書タイプを選択します。100種類以上の文書タイプが利用可能です。
検索機能¶
文書タイプが多いため、検索ボックスで絞り込むことをお勧めします:
-
ドロップダウンをクリック
-
検索ボックスに文書名の一部を入力(例:「訪問看護」「主治医」「診断書」)
-
該当する文書タイプが絞り込まれます
文書タイプの表示¶
- ★マーク: 学習済みの文書タイプ
- (XX項目): その文書タイプのフィールド数
主な文書タイプの例¶
| カテゴリ | 文書タイプ例 |
|---|---|
| 意見書・診断書 | 主治医意見書、医師意見書、診断書、死亡診断書、自立支援医療診断書(精神通院)、診断書(成年後見用)など |
| 指示書 | 訪問看護指示書、特別訪問看護指示書、精神訪問看護指示書、訪問リハビリテーション指示書、喀痰吸引指示書など |
| 情報提供書 | 診療情報提供書(医療機関)、診療情報提供書(在宅)、訪問診療報告書など |
| 計画書 | 在宅医療計画書、在宅療養計画書、認知症療養計画書、栄養ケア計画書など |
| 居宅療養関連 | 居宅療養管理指導書、居宅療養管理情報提供書など |
| その他 | 健康診断、患者サマリー、FAX頭紙、フリー書式文書など |
テンプレート範囲¶
学習テンプレートの適用範囲を選択できます:
- チーム全体: チームの全メンバーに適用
- 自分専用: 自分のみに適用
学習元患者の選択¶
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患者検索ボックスで患者を検索
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検索結果から患者を選択(最大3名)
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選択した患者の既存文書データから学習します
⚠️ 注意: 選択する患者は、対象の文書タイプで既に文書が作成済みである必要があります。
学習の実行¶
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学習元患者を1名以上選択
-
「学習を開始」ボタンをクリック
-
学習完了後、「現在のテンプレート」セクションに結果が表示されます
現在のテンプレートの確認¶
学習済みの場合、以下の情報が表示されます:
- 作成日時: テンプレートが作成された日時
- 学習例: 学習に使用した文書数
- 学習患者数: 学習元の患者数
- 学習例の文書情報: クリックで展開し、各文書の詳細を確認可能
- モバカルで開く: リンクをクリックすると、学習元の文書をモバカルで確認できます
テンプレートの削除¶
「削除」ボタンをクリックすると、学習テンプレートを削除できます。
設定の有効/無効¶
各設定には「有効」トグルがあります:
- オン: 設定が文書生成に反映される
- オフ: 設定は保存されているが、文書生成には反映されない
💡 ヒント: これにより、設定を削除せずに一時的に無効化することができます。
よくある質問(FAQ)¶
Q: 自由記載学習とモバカル文書学習の違いは何ですか?
A: 自由記載学習は、画像やPDFをアップロードしてフリーテキスト欄の文章スタイルを学習します。AIシュライバー独自の書式(約14種類)が対象で、全ユーザーが利用可能です。
モバカル文書学習は、モバカルの既存文書データから構造化フィールド(チェックボックス、選択肢など)の入力パターンを学習します。モバカルの書式(100種類以上)が対象で、モバカル連携チームのみ利用可能です。
Q: モバカル連携チームですが、どちらを使うべきですか?
A: 両方を併用することをお勧めします。構造化フィールド(チェックボックスや選択肢)はモバカル文書学習で、フリーテキスト欄の文章スタイルは自由記載学習で、それぞれ学習させることで、より精度の高い文書生成が可能になります。
Q: 学習例はいくつまで保存できますか?
A: 自由記載学習では、文書タイプごとに最大5件まで保存できます。文書生成時に使用される学習例は最大2件です。