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Chatwork連携をはじめる(導入設定)

最終更新日: 2026-09-13 対象読者: 管理者


💡 一言でいうと: Chatwork連携は、「Dr.MiRAI専用のChatworkアカウントを1つ用意する」「グループチャットの名前に院と施設の番号を書く」 の2つがそろえば動き始めます。この2つを「ミニマム設定」と呼びます。スタッフ本人の名義で投稿し直す機能まで使うときは、さらにメンバーごとのAPIトークンが必要です。


概要

Chatwork連携を有効にすると、Dr.MiRAIが5分おきにクリニックのグループチャットを読みに行き、次のことを自動で行います。

機能 内容 ミニマム設定で動くか
メモ転記 患者について書かれた投稿を、患者を特定して電子カルテ(モバカル)のメモへ転記します 動きます
元の投稿へのURL追記 転記できたら、元の投稿の末尾に患者ページのURLを書き足します 投稿者本人のAPIトークンが必要。無い人の投稿は転記だけ行われ、URLは付きません
タスク管理 「〜してください」などの依頼の投稿からChatworkタスクを自動で作り、st=done の返信で完了にします。タスクは監視用アカウントの名義で作られます 動きます(担当者の指定には紐づけが必要)
電話再診 医師の返信を電話再診として判定し、事務向けのタスクと電子カルテの記録を作ります 動きます
置換投稿 「かんごさん」などの語を宛先(To)に展開して投稿者本人の名義で投稿し直します 本人のAPIトークンが必要。未登録の人の投稿はそのまま残ります
Chatworkタスク作成(手動) Web版の画面から患者と担当医師を選んでタスクを投稿します 送信者・担当医師の紐づけが必要

どの機能を有効にするかは、サポート窓口がクリニックごとに設定します。クリニック側でやることは、このページの「準備」です。


準備の全体像

誰が やること このページの節
クリニック Dr.MiRAI専用(監視用)のChatworkアカウントを作り、APIトークンを発行する ステップ1
クリニック 監視したいグループチャットにそのアカウントを入れ、チャット名に番号を付ける ステップ2
クリニック 必要な情報をサポート窓口へ渡す ステップ3
サポート窓口 Dr.MiRAI側にアカウントと機能の設定を登録する (クリニックの作業はありません)
クリニック(任意) 置換投稿・手動タスク作成を使うメンバーのAPIトークンを登録する フル設定

⚠️ 注意: Dr.MiRAI側の登録(トークンの登録、機能の有効化、タスク投稿先ルームの指定)は、クリニック管理者の画面からはできません。サポート窓口へ依頼してください。


ステップ1: 監視用のChatworkアカウントを用意する

Dr.MiRAIがチャットを読み取るための、人が普段使わない専用アカウントを1つ作ります。社内では「observe専用アカウント」「監視用アカウント」と呼んでいます。

なぜ専用アカウントが必要か

  • 止まらないため: 個人のアカウントを流用すると、その人の退職やパスワード変更で連携が全部止まります
  • 投稿の名義を分けるため: 自動作成のタスクや通知は、このアカウントの名義で投稿されます。個人名義だと「本人が書いた」ように見えてしまいます
  • 回数制限のため: ChatworkのAPIには1アカウントあたりの回数制限があります。読み取りを1アカウントに集約して、制限内に収める設計になっています

手順

  1. Chatworkで新しいアカウントを作ります。表示名は「Dr.MiRAI連携」など、ひと目でシステム用と分かる名前にしてください
  2. そのアカウントでログインし、右上のプロフィール画像から サービス連携 を開き、API Token を発行(表示)します
  3. ChatworkアカウントID(プロフィールに表示される数字)と APIトークン を控えます

⚠️ 注意: APIトークンはパスワードと同じ扱いです。チャットやメールの本文に貼らず、サポート窓口が案内する方法で渡してください。1院につき監視用アカウントは 1つだけ 登録できます。

💡 ヒント: 法人で複数の院を運用している場合は、法人で1つの監視用アカウントにまとめることもできます。どちらにするかはサポート窓口にご相談ください。


ステップ2: グループチャットに番号を付けて、監視用アカウントを入れる

Dr.MiRAIは、グループチャットの名前に書かれた番号を見て「どの院・どの施設のチャットか」を判断します。番号が無いチャットは読みに行きません。

書き方

チャット名のどこかに、半角の角カッコで次のように書きます。

対象のチャット 書き方
施設(老人ホームなど)ごとのチャット [クリニックID:施設番号] さくらホーム [12345:678]
施設に紐づかないチャット(外来・院内連絡など) [クリニックID] 院内連絡 [12345]
  • クリニックID: モバカルのクリニックID(Dr.MiRAIのモバカル連携に登録している番号)です。分からないときはサポート窓口に確認してください
  • 施設番号: モバカルに登録している施設(老人ホーム等)の番号です。施設番号を書くと、その施設の入居者の中から患者を探すので、同姓同名の取り違えが減ります

⚠️ 注意: 書式は厳密です。次のものは認識されません。

  • 全角のカッコ・全角のコロン([12345:678]
  • カッコの中のスペース([12345 : 678]
  • 数字以外の文字([A123:678]

ルール

  • 1つのチャットは1つの院にだけ紐づきます。複数の院や施設を1つのチャットにまとめることはできません
  • 対象はグループチャットだけです。ダイレクトチャットとマイチャットは読みません
  • チャット名に数字のカッコ書きが2つ以上あると、先に書かれたほうが使われます。番号以外のカッコ書きは付けないでください
  • 施設に紐づかないチャットの [クリニックID] は、法人内で「既定の院」として設定された院に割り当てられます。1院だけの運用なら気にしなくて構いません

監視用アカウントをメンバーに入れる

番号を付けたすべてのグループチャットに、ステップ1で作った監視用アカウントをメンバーとして追加してください。入っていないチャットは、番号があっても読めません。

💡 ヒント: 番号を付けたチャットは、その場ですべて読まれるわけではありません。古い投稿は一定期間(およそ1週間)より前のものを飛ばして、それ以降の投稿から処理します。


ステップ3: サポート窓口へ渡す情報

次の情報をそろえてサポート窓口へ依頼してください。

項目 内容
クリニック名(法人名) 対象の院。法人でまとめる場合はその旨
監視用アカウント ChatworkアカウントIDとAPIトークン(トークンは案内された方法で)
使いたい機能 メモ転記 / タスク管理 / 電話再診 / 置換投稿 のうち有効にするもの
タスクの投稿先ルームID タスク管理を使う場合。自動作成したタスクを投稿するグループチャットの番号(URL末尾の数字)
通知先ルームID 通知を受け取るチャットがあれば
監視対象を絞りたい場合 「このチャットだけ」など絞り込みの希望があれば

登録が終わると、サポート窓口から連絡があります。以降は5分おきに読み取りが始まります。


フル設定: メンバーごとのAPIトークンを登録する

次の機能は、投稿する本人のChatworkアカウントが Dr.MiRAI に登録されているときだけ動きます。

機能 本人の登録が無いとどうなるか
元の投稿へのURL追記 メモは転記されますが、投稿に患者ページのURLは付きません
置換投稿(かんごさん → To展開) 置換されず、元の投稿がそのまま残ります
Chatworkタスク作成(手動)の「送信者(あなたは?)」 選択肢に出ません
Chatworkタスク作成(手動)の「担当医師」 候補に出ません

登録には2段階あります。

段階 内容 できること
アカウントIDの紐づけ Dr.MiRAIのメンバーとChatworkアカウントを対応づける 担当医師の候補に出る、メンションの展開先になる
APIトークンの登録 そのメンバー本人のAPIトークンを預ける 本人の投稿へのURL追記、本人名義での置換投稿、手動タスクの送信者になる

方法A: メンバー画面の「外部ID紐づけ(名寄せ)」(アカウントIDのみ)

  1. Web版の左メニュー「設定」→ クリニック設定 → 「メンバー」を開きます
  2. 右上のメニューから 外部ID紐づけ(名寄せ) を選びます
  3. 監視用アカウントが入っているチャットのメンバー一覧をもとに、名前が一致する候補が自動で並びます。確認して適用してください

この方法で紐づくのはアカウントIDだけです。APIトークンは入らないため、本人名義の投稿はまだできません。詳しくは メンバー設定 を見てください。

方法B: クリニック端末アプリの「Chatworkメンバー管理」(トークンまで登録)

はあと構成のクリニックでは、クリニック端末アプリの設定画面に Chatworkメンバー管理 があります。名前とAPIトークンを1人ずつ登録し、「BE同期」で Dr.MiRAI へ送ります。画面に無いときは、その契約・ビルドでは対象外です。端末の設定 を見てください。

方法C: サポート窓口へ一覧を渡す

メンバーごとに次を集めて、サポート窓口へ渡してください。

項目 取得方法
氏名(Dr.MiRAIの登録名) メンバー設定の表示名
ChatworkアカウントID 本人のプロフィールに表示される数字
APIトークン 本人がChatworkの「サービス連携」→「API Token」で発行

💡 ヒント: 登録時に「このトークンは本当にそのアカウントのものか」を Dr.MiRAI が Chatwork に問い合わせて確認します。他人のトークンを誤って登録すると、その時点でエラーになります。

⚠️ 注意: 監視用アカウントのIDを、メンバーの個人アカウントとして登録することはできません。「このアカウントIDは監視用アカウントとして登録済みです」と表示されます。


動作を確認する

  1. 番号を付けたグループチャットに、テストとして患者の連絡を1件投稿します(例: [ID:00001] 本日発熱あり、様子観察)。[ID:患者番号] を先頭に付けると患者の特定が確実です
  2. 最長で5分待ちます
  3. モバカルでその患者のメモを開き、投稿した内容が入っていれば成功です
  4. 投稿した本人のAPIトークンを登録済みなら、元の投稿の末尾に患者ページのURLが書き足されます。ミニマム設定ではURLは付きません

うまくいかないときは、実行履歴を確認する と下の表を見てください。


うまく動かないとき

症状 確認すること
どのチャットも読まれない サポート窓口での有効化が済んでいるか。監視用アカウントのAPIトークンが有効か(Chatwork側で再発行すると古いトークンは使えなくなります)
特定のチャットだけ読まれない チャット名の番号が半角で正しいか。監視用アカウントがそのチャットのメンバーに入っているか。グループチャットか
別の院のメモに転記された チャット名のクリニックIDが正しいか
患者が特定されず転記されない 投稿に患者名または [ID:患者番号] があるか。同姓同名がいる施設では施設番号を付ける
転記はされるが投稿にURLが付かない 投稿した本人のAPIトークンが登録されているか(ミニマム設定では付きません)
置換投稿されない(かんごさんが展開されない) 投稿した本人のAPIトークンが登録されているか。置換辞書に「かんごさん」「じむさん」が有効な特殊キーワードとして入っているか
手動タスク作成で送信者・担当医師が出ない 本人の紐づけ(フル設定)が済んでいるか
しばらく読み取りが止まる ChatworkのAPI回数制限にかかると、数分〜最長10分ほど待ってから再開します。チャットの数が多い院で起きやすいので、対象を絞る相談をしてください

よくある質問

Q: 監視用アカウントは有料プランが必要ですか?

A: Chatworkの契約に関する条件はChatwork側の規約によります。組織で管理しているアカウントなら、管理者が発行できる範囲でご用意ください。

Q: 監視用アカウントの代わりに院長のアカウントを使ってもよいですか?

A: おすすめしません。URL返信などが院長名義になり、院長のパスワード変更やトークン再発行のたびに連携が止まります。

Q: 番号を付ける前の古い投稿も転記されますか?

A: されません。読み取りを始めた時点からおよそ1週間より前の投稿は飛ばします。

Q: 全員分のAPIトークンを集めるのが大変です。

A: ミニマム設定だけで、メモ転記・自動タスク・電話再診は動きます。投稿へのURL追記・置換投稿・手動タスク作成を使う人から順に、少しずつ登録して構いません。


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