本日の情報の扱い(today)¶
最終更新日: 2026-09-12 対象読者: 医師・医療スタッフ
💡 一言でいうと: カルテを作る直前に、電子カルテのその日の入力値(体温・血圧・脈拍・SpO2・体重など)をあらためて読み直してからAIに渡すようになりました。これにより、前回の受診のバイタルが今日の値として書かれてしまうことがなくなり、電子カルテに何も入っていなければ「未測定」と書かれます。
⚠️ 注意: 先生の操作は 何も増えません。設定画面もありません。いつもどおり録音して送るだけで、下に書いた動きになります。
なぜ入ったのか¶
これまで、患者情報は 録音を開始した時点 でまとめて先読みしていました。この作り方には2つの弱点がありました。
| 起きていたこと | 理由 |
|---|---|
| 録音直後にカルテを作ると、本日のバイタルが入らない | 看護師が測定値を電子カルテへ入れるのは、たいてい先読みのあとだから |
| 作り直すと、前回のバイタルが本日の値として書かれる | 過去の測定値が日付なしで渡っていて、AIが本日分と見分けられなかったから |
今回の変更は、この2つをまとめて直すためのものです。
いつ読んでいるか¶

録音開始時の先読みには、本日の値は入りません。 本日の値は、カルテを作る直前に、その場で電子カルテを読み直して取ります。
- 読むのは 本日の分だけ です
- 準備カルテ(当日の入力途中のカルテ)も読み取ります。看護師が先に測定値だけ入れた状態でも拾えます
- 電子カルテを読めなかったときも、生成は止まりません。「本日の値は取得できなかった」という印がついた状態でAIに渡ります
何が渡っているか¶
AIに渡るのは、本日の分だけです。
| 渡るもの | 内容 |
|---|---|
| 本日のバイタル | 体温、血圧(上/下)、脈拍、SpO2、体重、身長 |
| 本日のカルテの状況 | その患者さんに本日立っているカルテと、その時刻・診療種別。準備中/診療中断/診察完了の区別も含みます |
| 時刻 | 録音を始めた時刻、カルテを作った時刻、電子カルテを読んだ時刻 |
バイタルは、電子カルテを読んだ時点の値です。電子カルテにまだ入っていない項目は、空のまま渡ります(値をシステムが補うことはしません)。
💡 ヒント: どの値を採るか・どう書くかはAIが判断します。 システム側がしているのは「本日の分だけ集めて、日付と時刻を添えて渡す」ところまでです。同じ項目が本日2回測られていたときは、時刻の新しいほうが採られます。
カルテに書かれるときのルール¶

AIには、次のように指示しています。
- 本日のバイタルは、この場で読んだ当日の入力値だけを使う
- 電子カルテに入力がない項目は、【医師の見解】や診察中の会話で触れていない限り「未測定」と書く
- 過去のカルテや過去の検査値を、本日の値として書かない。「前回は◯◯でした」のように日付を添えて触れるのは可
そのため、生成されたカルテのO欄は次のようになります。

⚠️ 注意: 電子カルテにまだ測定値が入っていない状態で送ると、「未測定」と書かれます。測定値を入れてから 作り直す(再生成) と、その時点の値で書き直されます。
作り直し(再生成)したとき¶
再生成は、もう一度その場で電子カルテを読み直します。古い値が使い回されることはありません。
- 診察後に看護師が測定値を入れた → 再生成すれば本日の値が入ります
- 体重だけ後から入力した → 再生成すれば体重も入ります
カルテ本文・ブロック・文書で数字がそろう理由¶
1回の診察から、カルテ本文のほかに、指導管理ブロック・医事文書・次回推奨などが作られます。これらがばらばらに電子カルテを読むと、読んだ時刻の差で本文とブロックの数字が食い違うことがありました。

いまは、カルテ生成が読んだ1回分を10分間だけ保管し、同じ診察から派生する生成はそれを使います。院の電子カルテへの読み取り回数も減ります。
よくある質問¶
Q: 何か設定する必要がありますか?¶
A: ありません。設定画面もありません。録音して送るだけで動きます。
Q: 電子カルテ(モバカル等)とつながっていない場合は?¶
A: 本日の値を取りに行けないので、バイタルは 診察中の会話や【医師の見解】で触れた内容 から書かれます。
Q: 電子カルテの読み取りに失敗したらカルテは作られませんか?¶
A: 作られます。読めなかったという印が付いた状態でAIに渡り、生成は続きます。
Q: 前回のバイタルはもう使われないのですか?¶
A: 「本日の値」としては使われません。過去の値は記録日付きで渡っているので、「前回(◯月◯日)は◯◯」という書き方で参照されることはあります。
Q: 本日2回受診した患者さんはどうなりますか?¶
A: 本日のカルテがすべて対象になります。同じ項目に複数の値があるときは、時刻の新しいほうが採用されます。